この教材について
乗法公式でつまずくお子さまの様子は、だいたい同じです。計算ミスが減らない。符号をまちがえる。答えがどうしても合わない。——公式は言えるのに、途中で必ずどこかが狂う。何度やり直しても、また同じところで止まる。
原因のほとんどは、公式を覚えていないことではありません。加法・減法のルールと、乗法・除法のルールが混ざっていることです。中1のいちばん最初に「同じ符号どうしは足す、ちがう符号は大きいほうから引く」を習います。そのあと「マイナスが1コなら−、それ以外は+」という別のルールを習う。すると、あとから来たルールが前のルールを上書きしてしまい、最初に習った加法・減法のほうを忘れます。
展開の計算は、この2つを1問の中で行き来します。まず4つのかけ算をして、そのあと x のなかまを足す。子どもたちは、ここで大混乱します。「かけろって言ったのに、なぜ足すの?」——この一言が出たら、公式の暗記をどれだけ重ねても解決しません。そして、2つのルールが定着していなければ、崩れるのは乗法公式だけではありません。中学校で習う計算問題は、ほぼ全滅します。
このアプリは、その2つのルールを徹底的に定着させるためにつくりました。画面の上にはA(たし算・ひき算)とB(かけ算・わり算)の2つのランプが常にあり、いま使っているルールのほうだけが光ります。かけ算をしている間はBが黄色く点灯し、x のなかまをまとめる場面に入るとBが消えてAがピンクに点灯する。「いま、どっちのルールなのか」を、計算の途中でずっと目で確認しながら進みます。
学習の流れは 3だんかい
いま使うルールが光る
A(たし算)とB(かけ算)の2つのランプ。使っているほうだけが点灯し、ルールの中身もその場に出ています
1問を6つのステップに分解
4つのかけ算 → x のなかまを見つける → 係数を取り出す → まとめる。1画面に1つのことだけ
全100問で切りかえを定着
基本4パターンを網羅。何度も同じ道を通ることで、2つのルールの使い分けが身につきます
収録内容
| A・B 2つのルール表示 | A=たし算・ひき算(同じ符号なら足す/ちがう符号なら大きい数の符号で引く)、B=かけ算・わり算(マイナスが1コなら−/それ以外は+)。使っているほうが点灯し、使っていないほうは暗くなります |
|---|---|
| ステップ解説 | 1問を6ステップ(2乗の問題は書きかえを入れて7ステップ)に分解。つぎへ・もどるで自分のペースに合わせて進めます |
| 収録問題 | 全100問/①(x+a)(x+b)…50問 ②(x+a)2…18問 ③(x−a)2…17問 ④(x+a)(x−a)…15問。①は「両方+・符号ちがい・両方−」が均等に混ざります |
| 2乗の問題も分配で | ( )2 は「おなじ( )を2回かける」に書きかえてから計算します。公式を4つ覚えるのではなく、全部おなじ手順に持ち込む設計です |
| マイナスの個数バッジ | 4つのかけ算それぞれに「マイナス◯コ → +/−」のバッジがつきます。符号を勘で決めさせません |
| 問題をえらぶ一覧 | 4パターン別に100問の番号が並び、解き終わった問題は緑になります。「できた ◯ / 100」も常に表示 |
見やすさ・続けやすさの工夫
- 1画面に1つのことだけ… 途中式を全部並べません。いま考える1手だけが画面にあります
- ルールを思い出させない… ルールの中身は画面に出したままです。記憶に頼らせず、見ながら使わせます
- 色で意味を固定… 黄色はいつも「かけ算」、ピンクはいつも「たし算」。色が変わったら、ルールが変わった合図です
- 符号だけを取り出す場面をつくる… 「x のなかま」だけをピンクで囲み、係数だけを抜き出してから計算します
- もどれる… どのステップにも戻れます。分からなくなったら1つ前に戻るだけで、最初からやり直す必要はありません
- タップだけ… キーボード入力はありません
こんなお子さまに
- 公式は言えるのに、答えが合わない
- 符号(+と−)のまちがいが、いつまでも減らない
- 「かけ算なのに、なんで足すの?」と混乱してしまう
- −3×−5 は答えられるのに、−3+(−5) で止まる(またはその逆)
- (x−4)2 を x2−16 としてしまう
- 正負の数(中1の最初)から、あやしいまま中2・中3に来てしまった
使い方は3ステップ
ご購入後の画面で、パスワードを受け取る
アプリをひらいて、パスワードを入力
問題1から順に、「つぎへ」を押していくだけです
動作環境・ご利用について
| 対象学年 | 中学3年(乗法公式・展開)が中心。つまずきの原因である正負の数の復習として、中1・中2にもお使いいただけます |
|---|---|
| 教科 | 数学(正負の数の加法・減法/乗法・除法、分配法則、展開、乗法公式) |
| 収録内容 | A・B 2つのルール表示 + ステップ解説 + 全100問(基本4パターン) |
| ご利用方法 | インストール不要。ブラウザでひらいて、パスワードを入力するだけです。 |
| 動作環境 | スマートフォン・タブレット・パソコンの最新ブラウザ(Chrome / Safari など) |
| お支払い | クレジットカード決済(Square)/買い切り・追加料金はありません |
| 返品について | デジタルコンテンツの性質上、決済完了後の返金は原則できません。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご覧ください。 |
よくある質問
- Q. 答えを入力するドリルですか?
- A. 入力式のドリルではありません。1問を6つのステップに分けて、解き方をたどって見せる教材です。ノートに書きながら「次の1手」を確認する使い方や、自分で解いてから答え合わせに使う使い方を想定しています。
- Q. 公式を覚えなくてもいいのですか?
- A. このアプリは公式を覚えずに解くつくりです。( )2 も和と差の積も、すべて「4つのかけ算」に書きかえて計算します。覚える数を4つから1つに減らすほうが、結果的に速く正確になるお子さまが多いためです。もちろん、公式を覚えているお子さまの確認用にもお使いいただけます。
- Q. 何年生向けですか?
- A. 乗法公式そのものは中学3年の単元です。ただし、つまずきの原因は中1の最初に習う正負の数にあります。中1・中2でも、加法・減法と乗法・除法のルールの整理として使えます。
- Q. 発達障害の診断がなくても使えますか?
- A. はい。診断の有無にかかわらず、符号のミスが減らないお子さん、途中で何をしているか分からなくなるお子さんに役立つ設計です。
- Q. 子どもひとりでも使えますか?
- A. はい。操作は「つぎへ」「もどる」を押すだけで、ルールの中身も画面に出たままです。となりで教える方がいなくても進められます。
- Q. 100問は多すぎませんか?
- A. 一気に解く必要はありません。「問題をえらぶ」から好きな番号に飛べますし、解き終わった問題には印がつきます。1日3問でも大丈夫です。
- Q. パスワードはいつもらえますか?
- A. ご購入(決済完了)の直後、画面にご案内します。そのページはブックマークしておくと安心です。
- Q. うちの子に合うか分かりません。
- A. まずは無料アプリをお試しください。ご相談はLINEでも承っています。